最近「NHKオンデマンド」にはまってまして、いろいろな動画を見ています。
つい最近見たのが、
NHKスペシャル 「腰痛・治療革命~見えてきた痛みのメカニズム~」
2015年7月に放送された番組ですので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
ヨガ教室にも、腰痛もちの方がよくいらっしゃるので、参考に見てみました。
日本人の4人に1人は腰痛持ちなのだとか!
この番組が言うには、慢性腰痛の多くの原因は「痛みへの恐怖心」なのだそうです!
治療しても効果がなく、一度治ってもぶり返すなどして長引く。
原因も分からず痛みが3か月以上続く腰痛。
腰痛患者の半数以上は慢性腰痛。
骨や筋肉などを痛めると、その情報が神経によって脳に伝わり、脳に「痛みの回路」が生まれて神経が興奮した状態になります。
これにより「痛み」を感じます。
痛めた部分が治ると、「DLPFC(背外側前頭前野)」という脳の機能が、痛みの回路に指令をだして、痛みの回路の興奮を鎮めて、痛みが収まります。
慢性腰痛の方は、「DLPFC」の働きが鈍くて、痛みの回 路にうまく指令をだすことができない状態なのだそうです。
そのため、原因不明の痛みが続く「幻の痛み」に悩まされてしまう現象が発生してしまいます。
なぜ、DLPFCの働きが鈍くなるのか?
これは「痛みへの恐怖心」が原因なのだそうです!
ぎっくり腰は、「魔女の一撃」とも言われますが、強烈な痛みなんですね・・・(私は幸運にも経験ありませんが)
「電車の中で、あの痛みがぶり返したらどうしよう・・・。」
「外出先で、腰が痛くて歩けなくなってしまったら・・・。」
等々の恐怖心が、DLPFCにストレスを与えて、このストレスが長引くとDLPFCがヘトヘトになり、痛みの回路への指令がうまく行かなくなってしまうのだそうです。
ちなみに、椎間板ヘルニアは手術しなくてもほとんどが自然に治るんだそうです。
なんとなく、手術しないと治らない病気だと思い込んでいませんでしたか?
番組では、あの手この手で「痛みへの恐怖心」を取り払って、実際に腰痛が改善された症例がたくさん紹介されていました。
番組で紹介されていた方法は
・腰痛の恐怖心を和らげる動画を2週間見る。動画で正しい知識を学ぶ。
番組の実験で、175人中68人の方が、この方法で改善されていました。
オーストラリアでは、政府が出資して腰痛の正しい知識を浸透させるためのCMを流しているのだそうです。
これもだいぶ効果を上げているのだとか。
・ストレッチをする。
一日に数回、腰を反らす動きをする。(ただし、腰を反らしてしびれを感じる方は行わないこと。)
腰痛もちの方は、腰をかばうために自然に前かがみで猫背の姿勢になりがちなのだそうです。
そこで、あえて恐怖を感じる逆向きの動きをして、「この動きをしても、腰が痛くない」ということを体感して、徐々に脳に覚えさせるのだそうです。
上記の動画と、ストレッチの方法は、無料でこちらから見ることができますので、腰痛の方は是非お試しください!
・認知行動療法を行う。
これはまだ日本では保険適用外のため、取り組んでいる病院は限られていますが、世界的に注目されている方法です。
何をやっても腰痛がよくならない重症の方にも、かなりの効果が期待できるようです。
「都合が悪くなると、いつも腰痛になる人がいるんだよ。」
と言っている知人がいました。
これもきっと、ストレスがDLPFCに影響を与えているんでしょうね・・・。
慢性腰痛の皆様に、ぜひシータヒーリング®セッションを試して欲しいな~~~とムラムラ感じながら、私は見ていましたよ(笑)
「恐れは脳を殺す」とヴァイアナさんが言っていました。
心が体に影響を与えるという事は、シータヒーリングでも散々学んでいますが、こうして科学的に証明してもらうと、左脳派の方も納得しやすいですね。
「恐れ」へのワークはシータヒーリングで一番最初に学ぶ、基本的なワークの一つです。
シータヒーリングは、代替医療や治療をするものではありませんので「腰痛が治りますよ。」とは言えませんが、一つの手段として取り入れてみるのもオススメです。
ヨガ、笑いヨガもいいですよ~♪
今は、キラーストレスをNHKオンデマンドで見ていますが、こちらもかなり面白い!
ストレスが積もり積もると、ガンや突然死につながりますよ、というお話です。
また、こちらの感想もUPしますね。