夢の中で「これは夢だ」と自覚できる人
いますか?
「明晰夢」って呼ぶそうですね。
私は自覚できない人なのですが、
周りに聞いてみると、
チラホラいるんですよね。
私の5歳の姪っ子も
「夢の中で、『これは夢だ』って分かって好きな事ができるよ~♪」
と、楽しそうに言っていました。
私の妹もそうで、
子供の頃、
私はそれがとても羨ましくて羨ましくて・・・
寝る前にいつも
「今日は『これは夢だ』って分かりますように・・・!」
と、強く念じてから眠りについていました。
小学生高学年くらいのときに、
一度だけ、
『これは夢だ~~!』
って、気付けた時がありました。
その時、私が夢の中でしたことは
全裸で外を駆け回ることでした(笑)
今までに感じた事のない、
この上なく開放的で爽快な気持ちでした!
だけど、
夢の中の登場人物のみなさん。
主に学校の同級生たちでした。
私に全然気付かないんです。
私が全然見えていないように
無視するんです。
いくら私が裸で話しかけても
まったく無視・・・。
これはとても虚しかったです。
それ以来、
「今日は『これは夢だ』って分かりますように・・・!」
と、念じて眠りに付くのを辞めました。
本当に虚しかったんだもん(笑)
登場人物の行動までは
コントロールできなかったんですね。
話はちょっと飛びますが
私はインドの神秘家OSHOが好きで
何冊か本を読んでいますが
その中の一冊
「内なる宇宙の発見」
「ヴィギャン・バイラヴ・タントラ」という教典の
タントラ瞑想について書かれた本があります。
この中に
「夢の中で覚醒するための技法」
が書かれているのです。
その技法を紹介します。
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P206
額の中央の不可触の息、
それが眠りの瞬間にハートへと達するとき、
眠りを支配し、
そして死をも支配せよ。
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意味を理解するのがなかなか難しいですね。
こういった練習は、
グルの元でやるものなのでしょう・・・。
とりあえず、
最初これを読んだときちょっとびっくりしました。
そんな技法があるとは・・・
さすがインド!
って思いました(笑)
この技法の練習の最初の覚醒段階が
「自分は夢を見ている」
と自覚する事なのだそうです。
その次の段階は
「自分で好きな夢を作り出すこと」
なのだそうです。
楽しそ~(笑)
そして、最終的には
「夢を見なくなる」
と、この本には書かれております。(生まれてから一度も、夢を見たことがない人、一人だけ知ってる・・・。それはさておき・・・)
少しだけ文章を紹介します。
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P213
この技法によって、まずあなたは夢の支配者となる。
つまり夢見がやむ。
あるいは夢が見たいなら、見る事も可能だ。
しかしその夢見は随意的なものになる。
不随意的なものではない。
強制的なものではない。
もうあなたは犠牲者ではない。
そのとき眠りの質は、死の質と同じになる。
そうすれば死は眠りだとわかるだろう。
だからこのスートラは言う、
眠りを支配し、そして死をも支配せよ。
あなたはきっと知るだろう。
死とはまさに長い眠りだ、
また、役に立ち、美しくもある。
なぜなら死は新しい生をもたらし、
すべてを新しくしてくれるからだ。
死は存在しなくなる・・・・・
夢の停止とともに、死は存在しなくなる。
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美しい文章です、、、
私は夢をよく見るほうです。
久しぶりに
「今日は『これは夢だ』って分かりますように・・・!」
って、お願いしてから寝てみようかな。
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