私の昔の話です。
生まれてから、20代の前半、私の人生はトータル的にあまりいいものではありませんでした。
私は、ものすごい田舎で生まれ育ちましたが、その環境にもかなり窮屈さを感じていました。
あぁ、もっと広い世界を見たいな~と、いつも思っていました。
高校生の時に、ようやく町の学校に進学して、それなりに楽しい高校生活を過ごしました。
でも、2年で飽きてしまいました。
3年生の後半は、とにかくつまらなかった記憶が・・・。
大学に進学しましたが、徐々に精神が病んでいき、2ヶ月しか通いませんでした。
そのころ「人間が怖い!」という思いに取りつかれてしまいました。(対人恐怖症?)
思えば、子供の頃からそんな思いはほのかにありましたが、高校3年生から、その感覚がじわじわ強まりだし、大学に進学して今までと環境がガラッと変わってしまったことで、爆発してしまったという感じでしょうか。
とにかく、人に会うのが怖くなり、引きこもりになりました。
引きこもりになって、何をしていたかというと、ゲームばかりしていました。
しかし、バイトで貯めていたお金も数ヶ月でなくなってしまいました。
しまいには、冷蔵庫に醤油しかなくなり、時々チキンラーメンを食べたり、醤油をなめて生きながらえていたら、ある日顔にブツブツが大量発生してしまいました。
これには、かなりビックリし、一気に我に返りました。
その頃、一人だけいた唯一の友達に相談したところ
「それは栄養失調じゃない?」
とのアドバイスでした。
その当時、チキンラーメンには「栄養満点」のようなフレーズが書かれていたように記憶してますが、「栄養ないんだぁ・・・。」と、かなりガッカリした記憶があります。
あぁ、チキンラーメンよ・・・
何がきっかけで、人間立ち直るか分かりません。
チキンラーメンに栄養がなかったお陰で私は引きこもりを卒業し、意を決して、バイトを始めました。
今でも覚えていますが、あの時は、本当にドキドキしました・・・。
そんなドキドキしながら行ったバイト先の人間関係は、かなり良いものでした。
「なんで、人間が怖かったのかな~??」
と、我ながら不思議に思いました。
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「人間が怖い!」
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後にセラピーを通して知ったのですが、これは母親から引き継いだ思いでした。
セラピーで潜在意識を見ていくと、私は母親またはご先祖様より様々な思いを引き継いでいることによく気付きます。
元々の私は、人間大好きなんですよ~。
でも、その時は知る由もなく、ただただ不思議に思うばかりでした。
「人間が怖い!」という思いは、その後もたま~に勃発していましたが、ヨガを初めてからかなり軽減されました。
さらにセラピーをはじめて、前述のとおり「母親の思いだったんだなぁ。」ということを知ったり、癒やすことで、ほとんどなくなりました。
母親の思いだったということを知ることで、母親の苦労も感じて、それまでの様々なことも受け入れることができるようになりました。
私は、いつの頃からか「人の気持ちを感じないように」心にフタをするクセがついていました。
潜在意識につながるテクニックを学んだことで、今まで見てこなかった分、人間の複雑な感情・感覚をスピーディーに学んでいるなぁ・・・と思います。
真正面から見てしまえば、ぜんぜん怖くないんですよ~。
むしろ愛おしくなりますよ♪