悩みがあるとき、誰かに話を聞いてもらったり、本を読んでヒントを得たりして、その時はスッキリするけど、結局は何も変わってない、ずっと同じことを繰り返している、と思ったことはありませんか?
私は10代の頃から、同じような悩みを持つ友達と、グチりあうことはありましたが、悩みを相談しても何も解決することはないし、無意味なことだと感じていました。
でも、その当時はグチって、少しでも気分を軽くすることしか、手段を知らなかったんですよね。
そんな私でしたが、子どもの頃から家族関係などで悩むことも人並みにあり、どうすれば悩みをスッキリさせて、幸せになることができるのだろうかと、20年近く彷徨っていました。
目次
そもそも「悩み」とは?
ところで、そもそも「悩み」とはいったい何でしょう?
なやみ【悩み】の意味
1 思いわずらうこと。心の苦しみ。「悩みの種が絶えない」
2 やまい。病気。
「御目の―さへ、この頃重くならせ給ひて」〈源・明石〉
ここでは、主に1の”心の苦しみ”のことを話していこうと思います。
”心の苦しみ”とは、いったい何でしょう?
たとえば「お金がなくて、来月の家賃も払えない」ことで、悩んでいる人がいるとします。
「お金がなくて、来月の家賃も払えない」ことが、この人にとって何かまずいから、この人は悩みます。
同じ状況でも、もしかしたら悩まない人もいるかもしれません。
何か言われるまで、振込を忘れたフリをしていればいいやと、気楽に考える人もいるかもしれません。
同じ状況でも、楽しんでいる人もいれば、何も感じない人、悩む人、さまざまです。
感情・感覚
悩んでいるときと、そうでない時の、一番大きな違いは「感情・感覚」の違いです。
「悩み」の意味として”心の苦しみ”と、さきほど辞書には書いていました。
”苦しみ”は、ネガティブな感情・感覚の総称のようなものです。
”苦しみ”をよくよく感じてみると、「不安」「焦り」「恐怖」などのネガティブ感情が浮き上がってきます。
または、「今は言葉にはならない、なんか分からないけどイヤ感覚」もあります。
「胸がざわざわする」「お腹が重い」「胸が重い」「喉がギュッとする」などなど。
「お金がなくて、来月の家賃も払えない」状況のとき、ネガティブな感情・感覚が湧いて来れば、そこに苦しみが生まれます。
そのネガティブな感情・感覚の度合いが強くなればなるほど、苦しみも強くなります。
感情・感覚は身体で感じている
これらの苦しみの元とも言える感情・感覚は、身体から湧いてきて、身体で感じているエネルギーです。
そのエネルギーを、思考がキャッチして、「悲しい」「不安」「苦しい」などの言葉に置き換えているのです。
身体から湧いてくるエネルギーを、思考で解釈しているんですね。
「私は悲しい」「私は不安だ」
これは、自分がどんな感情を感じているのか、ハッキリしていますね。
でも、
「なんかよく分からないけど苦しい。イヤな気分。」
これは、まだ自分が何を感じているのか、「苦しい」の中身がハッキリしていない感じですね。
でも、苦しいということには気づいています。
実は「苦しい」ということにも、気づいていないときが、一番苦しい時なのだか。
しかし、そのことについては、今は横においておいておきましょう。
身体からネガティブな感情・感覚が湧いてくると、そこに思考が走ります。
「家賃が振り込めなかったら、追い出されて、路頭に迷うかも」
「食べるものもなくて、ひもじい思いをするかも。」
どんどん、ネガティブな感情・感覚が強まって行きます。
もし、ネガティブな感情・感覚が気持ちのいいものだったら、悩まないでしょうね。
ネガティブな感情・感覚が気持ちの悪いものだから、苦しいのです。
でも、ネガティブな感情・感覚も必要だからあるんですよね。
例えばもし、虎に襲われそうになったときに、「怖い」という感覚が起こらなかったら、逃げることなく、そのまま襲われてしまうかもしれません。
”ネガティブ”だと、普段は私たちが解釈している感情・感覚も、大事なものなんですね。
感情・感覚は潜在意識の入り口
さきほどの例えの続きですが、そもそも何で、「お金がなくて、来月の家賃も払えない」ときに、ネガティブな感情・感覚が湧いてくる人と、そうでない人がいるのでしょうか?
それは、”潜在意識”にヒントが隠されています。
潜在意識は、普段本人が気づいていない、その人自身の思い、考え、 感情、イメージなどなどがあります。
潜在意識への入り口のヒントが、「感情・感覚」にあります。
次回は、潜在意識について書いてみようと思います。
おまけ
私はEFTを学んだことで、悩み(思考)と感情・感覚との関係がかなり理解が深まりました。
EFTは、感情を自由にするテクニックと言われていて、アメリカでは「退役軍人協会」によって、トラウマの治療法として認められているのだそうです。
何気ない悩みも、強いトラウマも、基本的な心へのアプローチの仕方は同じで、私もセルフワークやセッションで、日常の些細な悩みから、強いトラウマまで、EFTとEFTの発展版のマトリックス・リインプリンティングをメインに使って癒やしてきました。
とてもオススメです。
私がEFTを学んだ団体です。
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